中学生でもわかる!データの種類(定量データと定性データ)を学ぼう

1. はじめに

皆さんは「データ」と聞くと何を思い浮かべますか?テストの点数、身長や体重、好きな食べ物など、身の回りにはたくさんのデータがあります。

データは大きく2種類に分けられます。それが**「定量データ」「定性データ」**です。

統計学では、データを正しく分類して使うことがとても大切です。今回は、これらのデータの違いをわかりやすく解説していきます!


2. データの種類とは?

データには、大きく分けて次の2種類があります。

定量データ(数値で表せるデータ)

定量データとは、数値で表すことができ、計算も可能なデータのことです。例えば、次のようなものがあります。

  • 身長や体重(150cm、45kg など)
  • テストの点数(80点、95点 など)
  • クラスの人数(30人 など)

定性データ(言葉やカテゴリーで表すデータ)

定性データとは、数値ではなく、カテゴリーや名前で表すデータのことです。例えば、次のようなものがあります。

  • 好きな色(青、赤、緑 など)
  • 血液型(A型、B型 など)
  • 出身地(東京、大阪 など)

3. 定量データを詳しく見てみよう!

定量データは、さらに「離散データ」と「連続データ」に分けられます。

離散データ(数えられる数値)

  • はっきりとした数で表せるデータ
  • 小数や分数にならない
  • 例:クラスの人数(30人)、持っている本の冊数(10冊)

連続データ(測ることができる数値)

  • 連続的に変化するデータ
  • 小数や分数もあり得る
  • 例:身長(150.5cm)、体重(45.3kg)、気温(23.7℃)

4. 定性データを詳しく見てみよう!

定性データは、「名義尺度」と「順序尺度」に分けられます。

名義尺度(順番に意味がないデータ)

  • カテゴリーを表すだけで、順番に意味はない
  • 例:血液型(A型、B型、O型)、好きな色(青、赤、緑)

順序尺度(順番に意味があるデータ)

  • 順番があり、大きい・小さいの比較ができる
  • 例:成績のランク(A、B、C)、アンケートの満足度(満足、普通、不満)

5. まとめ

これまで学んだ内容をまとめると、次のようになります。

  • 定量データ(数値で表せる)
    • 離散データ(数えられる:クラスの人数、持っている本の冊数)
    • 連続データ(測ることができる:身長、体重、気温)
  • 定性データ(言葉やカテゴリーで表す)
    • 名義尺度(順番に意味がない:血液型、好きな色)
    • 順序尺度(順番に意味がある:成績ランク、満足度)

6. おわりに

統計学を学ぶと、データを分析したり、グラフを作ったりするのが得意になります。将来、社会でデータを活用する場面がたくさんあるので、今のうちに基本を知っておくと役に立ちますよ!

次回は「記述統計(平均、中央値、最頻値)」について学んでみましょう!

最後まで読んでくれてありがとうございました♪