KPIツリーの使用シーンと利用例

顔妻です。
IT業界では当たり前のように使われているKPIツリーについてです。
KPIはKey Performance Indicator の略で事業活動や組織のカギとなる指標のことです。
そんなのわかってるよ「売上」でしょとなると思いますが場面場面によって異なる場合があったり、
ツリー上で整理するというのが大事だったりしますので私自身の整理も兼ねてご紹介です。

利用シーン

さて、KPIツリーとは実際どんなものかということで以下にとてもベーシックとなりそうなものを載せました。以下は左の項目を四則演算で分解していったものになります。

雰囲気を掴んで貰ったところで利用シーンを思い浮かべてみましょう。
企業が存在を維持し続けるためには基本的に「利益」を出していかないといけません。
KPIツリーはこの「利益」を「より出すor出せていない」ときにどこに投資したらよいか?といった
どこに原因があるかを調べるのに非常に役立ちます。
例えば、1,000円の商品を1,000個販売すると①1,000,000円の売上になりますが、このためにかかった販促費が②1,200,000円では「①-②=-200万円」と赤字になってしまいます。

使用例

先ほどの図を使って使用例を記載します。
仮に原因が販促費のプロモーション費用が嵩んでしまったであれば、
ここで、販売数量をもっと伸ばせないのか?であったり、単価を上げることはできないか?
他の売上を獲得する方法はないかという営業部門のアクションに繋げることができます。

また、この事態が事前に予想されていた場合には販売数量の目標にを策定したり、
販促費や人件費を如何に抑えるか?といったことも議論できると思います。

 

まとめ

こんなの理解しても自分の仕事に活きてこないと思う方もいますが、そんなことはありません。例えば、私はデータ分析を通してユーザーが購入するのはどんな行動をとったときか?というようなことを調査していますが、これは販売数量を増やすための施策の一つになります。

このように自分の仕事が事業の何に効かせるために行っているのを知ると、仕事への取り組み方がずいぶんと変わると思います。

また、私はこの記事を書くにあたって気づいたこととして、どのような仕事であっても何かしらの指標を伸ばすためにやっていると改めて気づかされました。使えて損をすることはないと思いますので皆さんも実際に手を動かして作ってみてください。

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