肥満度の推移[ 国民健康・栄養調査2016版]

顔妻です。

厚生労働省が提供している白書のデータを使う機会がありましたので集計の過程も含めて共有です。今回のデータをみると、どうやら日本国民の体重にトレンドがあることがわかりました。データを可視化する方法も記載していますので仕事でも使えると思いますのでよかったら参考にしてみてください。

利用した調査データ

今回利用した調査データは日本政府が実施している 国民健康・栄養調査 で実施された2016年度の調査データを基に集計・可視化を行ったものになります。調査の概要はリンクを参照してみてください。

ちなみに政府が公開しているデータをそのまま使うのは少し大変なので事前に集計がしやすいように前処理を行っています。以下がこのブログで利用したデータです。

肥満及び低体重(やせ)の者の割合の年次推移(20歳以上,性・年齢階級別)

集計

以下は統計局のデータを少しだけ前処理したものです。ggplot2で分析を実施するにはもう一手間加える必要があるので実施していきます。

性別 年代 和暦 西暦 やせ 普通 肥満
男性 総数 昭和55年 1980 7.2 75.1 17.8
男性 総数 56年 1981 6 75.2 18.9
男性 総数 57年 1982 6.3 74.7 19
男性 総数 58年 1983 5.6 74 20.4
男性 総数 59年 1984 6.6 74.4 19
男性 総数 60年 1985 5.9 75.9 18.2
男性 総数 61年 1986 6.4 74.3 19.4
男性 総数 62年 1987 6.4 73.2 20.4
男性 総数 63年 1988 5.6 73.7 20.7

 

 

性別の肥満度年次推移

先ほど縦持ちに変換したテーブルを可視化します。

まとめ

今回は簡易的にみてみましたが、男女間の体型に大きな違いがみれたようです。総数で見た場合、女性の推移にあまり変化はありませんでしたが男性は明らかに肥満の割合が増えていっているようです。また、少しだけ面白いのは男性の肥満は普通からの移動が多く、やせの傾向にあまり大きな変化はみれないようでした。ただ注意しなければいけないのはこの「やせ/肥満/普通」の定義はBMIを利用しているため、男性の肥満は必ずしも体脂肪が多い人が増えたと断言はできません。他にも興味深いデータがたくさんありますので興味のある方は他の年代もみてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA